血圧コントロール

低血圧・高血圧の方に起こりやすい病気

低血圧とは、血圧の値が正常値を下回っている状態のことです。明確な基準は定められていませんが、一般的には血圧の上の数値が100mmHgを下回った状態であるとされ、80mmHgを下回るような状態が続くと、様々な症状が出やすくなるとされています。
この場合、起こりやすい病気としては頭痛やめまい、食欲不振や下痢、動悸や息切れ、全身の倦怠感や全身の冷えなどが挙げられます。これは脳や全身、各臓器に送られる血液の量が不足しているために出てくる症状です。
ただし高血圧のそれに比べると、出てくる症状が症状としてわかりにくいため、なかなか自覚しにくいのが特徴です。
一方、血管に常時、高い負担がかかっている状態である高血圧には、上の数値が140mmHg以上でありなおかつ下の数値が90mmHg以上である状態が、これである可能性が高いと言うような、数値としての明確な基準が設定されています。
これは、低血圧に比べると合併症として多くの病気を発症させるリスク要因として危険視されています。たとえば腎臓機能による腎症です。これは血圧が上昇することによって、体内の水分と塩分のバランスが崩れてしまうためです。
それから心臓や脳の血管に対する圧力も高くなるため、心筋梗塞や脳梗塞や脳卒中などの脳血管疾患が引き起こされる可能性も高くなります。
更に血管が流れる血液の圧力に耐えようとするため、血管壁が厚くなり、症状として動脈硬化が引き起こされることも多くなります。そしてその動脈硬化によって、心疾患や脳血管疾患が引き起こされると言う悪循環に陥ってしまうことも考えられます。
ただしこうした症状が出てくるのは、ある程度、状態が進行してからである場合がほとんどです。初期の段階では出てきたとしても、息切れやむくみ、疲労や動悸と言った比較的、なじみのある症状である場合が多いです。
ですから、日頃から自分の血圧値を把握しておくことが重要です。

血圧をコントロールするための生活術

血圧というのは、容易に変動するものです。普段低い人でも、少し階段を上った後には血圧が高くなるということもあります。また普段は何の異常の指摘を受けたこともないのに、病院に行って看護師に測ってもらったら血圧が高かったということもあります。
これは白衣高血圧と言われるもので、医師や看護師に計ってもらうと緊張して測定値が高くなってしまうことです。また人間の体位によっても血圧が変動します。仰臥位と座位では異なるのです。
そのように容易に変動するものなので、血圧が一度高いからと言って、すぐにそれを疾患としてとらえ、治療を開始するわけではありません。よく診断の材料にされるのは、自宅で朝起床時に測定してそれを数カ月続けた記録ノートを参考にすることがあります。
そして病院の健診で高いからと指摘をされても、自宅で気を付けることにより、コントロールをすることもできます。そのコントロールに大切なのは、規則正しい生活やバランスのとれた食生活は基本になります。
また寝不足が続くと血圧が変動しやすいために、十分な休息と睡眠もとることが大切です。規則正しい生活というのは、簡単そうで実は難しいことがたくさんあります。仕事で忙しく動き回ることもあるでしょう。
また仕事でストレスを抱えることもあるでしょう。ストレスも数値に影響するので、なるべく自分の趣味などを持ちストレス発散をしてストレスを抱えないように生活をすることが大切です。
また食生活も高脂肪のものを避けたり、高塩分のものを避けることが大切です。そうすることにより、自分で自分の血圧をコントロールすることができるのです。生活習慣病と呼ばれるものの1つなので、やはり生活習慣を改善することが一番です。

血圧と深い関係のある臓器とケアの仕方

血圧と深く関係しているのは、腎臓です。腎臓は水分と塩分の排出量を調整することで、血圧をコントロールしています。血圧が高い時は塩分と水分の排出量を増やし、低い時には排出量を減らして安定させます。
また腎臓は血圧を維持するホルモンも分泌しており、腎臓の働きが低下すると高血圧になり、また高血圧の人は腎臓機能を悪化させます。弱った腎臓をケアするためには、体を冷やさないことが重要です。
冬場だけでなく夏も体は冷えやすいので、気づかないうちに腎臓を弱らせている可能性があります。一般的に夏に旬を迎える食べ物が体を冷やして、冬の食べ物は体を温めます。
白砂糖を多く含んだジュースやお菓子、アルコール、コーヒー、牛乳、緑茶は体を冷やします。甘い物を食べる時は、黒砂糖を使ったスイーツがおすすめです。
生野菜も体を冷やしますが、特にトマトやレタスには注意します。またアルコールの飲み過ぎによく効くしじみも体を冷やすので、食べ過ぎは禁物です。体を温める食べ物は和食に多く含まれています。
根菜類や発酵食品、ねばねばした食べ物に、スパイスとして有効なしょうがなどです。しょうがは味にアクセントを加えるので、塩分濃度を抑えることができ、高血圧に適しています。
タンパク質や塩分、カリウム、リンを過剰摂取すると腎臓に負担がかかります。よって肉を食べる時は良質なタンパク質を含む鶏肉が良いです。
腎臓は下の部分が肋骨からはみ出した場所に位置しており、両脇を締めて体を左右にひねると簡単に変形します。変形することで腎臓に溜まった血液が押し流されるので、血流を促進して機能の向上につながります。
激しい運動は負担になるので、股関節のストレッチやスクワットなどを毎日続ける必要があります。

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